Dr.倫太郎の夢乃を悩ます二重人格(解離性同一性障害)とは

蒼井優さん演じる「Dr.倫太郎」の芸者・夢乃がかかえる心の病気、解離性同一性障害(かいりせいどういつせいしょうがい・多重人格障害、二重人格とも呼ばれる)は、どんな病気なのでしょうか?

どんな人が、どんな状況でかかってしまうのでしょうか…?

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※ここで扱っている二重人格は、一般的に言う「裏表の激しい人」の意味で使われるそれとは全く別のものです。

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夢乃は、一人の人間の中に存在する二つの人格のうちのひとり。

芸者のお仕事をしている時や、自分を守らなくてはならないと感じた時(危機の時)などに現れる、気が強くて冷たい性格で、夢乃という名前も芸者の源氏名です。
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本当の名前は明良(あきら)と言い、おとなしくて声も小さく、大切な人(ドラマの中では母親や倫太郎先生)から見捨てられることを極度に恐れている。

産まれた時から存在する、本来の人格(基本人格)です。
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解離性同一性障害は、多くの場合二重人格にはとどまらず、何人もの人格が一人の中に住んでいます。

場面に応じて必要な人格が心を支配しますが、本人はそれをコントロールできません。

同じ人間の中に存在しながら、それぞれの人格は、年齢・性別・性格も多種多様で、声色や表情から姿勢、話す内容や話し方も変わります。

人格によっては他地方の方言で話し出すことも。

それぞれの人格には名前がついています。

他の人格は、基本的には主人格につらい現実を見せないために存在するようになったと考えられ、別の人格になっている時は、基本格には意識がないことが多く、その間に起きた事を覚えていないこともあります。

人格の数は人により・症状により、数人から数百人まで存在することもあります。

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想像を絶する虐待の末に発症する精神疾患

私が解離性同一性障害、いわゆる多重人格の存在を知ったのは、「24人のビリー・ミリガン」という本がきっかけでした。

解離性同一性障害を発症する人の多くが過去に受けたとされる虐待は、ほとんどのケースにおいて「壮絶」そのもの。

想像を絶する、直視するのが恐ろしいくらいの世界です。

暴力・幼少期からの性的暴行・ネグレクト(食事を与えないなど)は、多分、普通。

暴力も、出血や失神するくらいの残酷なものだったりします。

母親の小遣い稼ぎのために、小さい頃から売春させられていたケースもありました(日本の話じゃないけど)。

「Dr.倫太郎」の夢乃こと明良は、産まれ落ちた直後からネグレクトを中心とする虐待を受け、6~7歳頃(?)捨てられるという発病の背景が描写されていましたが、ゴールデンタイムのテレビドラマのためか、虐待の描写はかなりマイルドだったように思います。

人格もわかりやすいようにするためか、二重人格どまりでした。

マイルドでわかりやすい表現は仕方ないですが、病気の悲惨さ・深刻さが伝わりにくいのは残念ですね。

解離性同一性障害の治療

私の神経症(対人恐怖症・視線恐怖症をはじめとする社会不安障害、身体醜形障害)は、約10年くらいの時を経て、時にカウンセリングを利用し、民間療法を利用し、宗教に傾倒し、素人ながら精神疾患やメンタルヘルスの勉強をするなどしていった中で、いつの間にか治っていきましたが、解離性同一性障害の治療は、自力で自然に治るようなものではありません。

専門医か専門のカウンセラーによる治療が必要な上、何年もの月日を要します(多分)。

長い月日をかけたカウンセリングの末、分裂していた人格の統合を繰り返し、やがて元の一人の人間としての自分を取り戻していきます。

…ただ、はたしてどれだけの人が解離性同一性障害を克服し、一人の人としての人生を取り戻すことができているのかは、残念ながらわかりません。

こちらのブログを運営していたりんこさんは、自死により亡くなりました。

大切な彼がいた時もあったようで、人生の幸せを感じられた瞬間もあったようですが…。

彼といた時も、強烈な見捨てられ不安に付きまとわれていたのかもしれませんね

もう、りんこさんの胸の内を聞くことはかないません

せめて、ご冥福を…。

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