双極性障害(躁うつ病)とは…うつ病と違う、誤診されやすい病気

双極性障害(以前は躁うつ病と呼ばれていた)は、診断が難しく、うつ病と診断を受けた人の10~20%が実は双極性障害だったとも言われています。

他の精神疾患と比べても誤診を受けやすい双極性障害とは、一体どのような病気なのでしょうか?

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双極性障害を知ろう ― 単なる「気分の変化」と何が違うの?

楽しいことがあってウキウキしたり、嫌なことがあって沈み込む…そのような日常の気分の変化は誰にでもあるものです。

一般の人からは「気分の変化の延長上にあるもの」と思われてしまいやすい双極性障害ですが、原因や症状の出方には、単なる気分の浮き沈みとは大きな違いがあります。

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「感情的な気分の高揚」と「躁状態」の違い

双極性障害における躁状態、つまりハイな時の状態は、楽しくなるような原因が何もないのに躁の状態が数週間から数か月間続き(1日でうつ状態と入れ替わる場合もある)、不必要なものを衝動買いしたり、必要以上に動き回ったり、危険行動など何らかのトラブルを起こしているのに本人はまったく気付かないなどの特徴があります。

単なる「憂うつ」と「うつ状態」の違い

憂うつな気分になることは当然誰にでもあるものです。
しかし、一般的な気分の落ち込みにはハッキリとした原因があることが多く、時間が経ったり良い事があったりすることで気分が晴れてくるのに対し、双極性障害のうつ状態の時は、特別に落ち込む原因もなく、良い事が起きたからといって気分が晴れるわけでもなく、気分転換や趣味で気持ちを紛らすこともできません。

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極端な気分の移り変わりが激しい場合は双極性障害の疑い

これらの状態が、生活に支障をきたすレベルの躁状態とうつ状態を繰り返しながら長く続くような場合は、単なる気分の落ち込みではなく双極性障害の可能性を考えたほうが良いでしょう。

双極性障害は、誤診を受けやすい病気で、専門医でも1度や2度の受診では正確な診断を下すことが難しいと言われています。

双極性障害患者の60~70%はうつ状態の時に病院を受診するため、うつ病と診断されてしまう場合が多く、治療が適正に進まないことが多い病気とされています。

うつ病の他にも、統合失調症、自己愛性パーソナリティ障害、境界性パーソナリティ障害などとも症状がかぶることがあり、誤診を受けたまま気づかれないことも少なくありません。

特にパーソナリティ障害(人格障害)とは、不安定な感情、不安定な人間関係、衝動性、自傷、自殺企図、常軌を逸脱した不自然な怒りなどの部分において、症状が共通しています。

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