人間関係をかき回す上司は境界性パーソナリティ障害だった!?

私が社会不安障害を発症したもう一つの原因は、やっぱり人間関係の続きです。

新しい会社で、やさしくて面倒見の良い美奈子さんと私、そして、他に二人の意地悪な同僚との会社生活は続きました。

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それでも狭い空間で一緒に仕事をしていたので、時には二人の同僚と他愛ないムダ話で盛り上がることもありましたが、美奈子さんからの裏情報を聞かされるたび、

「やっぱりこの二人は意地悪。信用できない…」と、あらためて思い、そのたびに二人に対する態度もよそよそしくなる、というようなことを繰り返していたある日のこと。

二人の同僚のうちの一人・田口さんが仕事中に、「話がある」と私を呼び出しました。

ハナコさん、どうして美奈子さんのことをそんなに信用するの?

私はポカ~ンとしてしまいました。
美奈子さんが陰で私に色々教えてくれていることを、田口さんは知っているのだろうか…?

「本当に意地悪なのは、美奈子さんだよ?
美奈子さんはハナコさんにウソばっかり教えてるの!」

真剣な田口さんの顔を見ながら私は、ウソを言っているのは田口さんで、私を取り込んで美奈子さんを孤立させようとしているんだ、と思いました。

私が全然信じようとしていないのを察した田口さんは、意を決したように言いました。

「これは言わないでおこうと思ったけれど」

「ハナコさんが以前ミスばかりしていたこと、
部長に大げさにチクっていたのは美奈子さんなんだよ!」

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他にも、田口さんが教えてくれたことは、私と美奈子さんの間でしか知りえないはずの秘密が入り混じった、私に関する悪いウワサでした。

話の内容から、田口さんがウソを言っているのではなく、美奈子さんが私の秘密を暴露しているということは明白でした。

美奈子さんを信じ、依存状態に陥っていた私は、地面が消えてなくなって世界がグニャ~ッと曲がったかと思うくらい、ショックを受けました。

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この日を境に、私の人間不信は一気に加速して行ったのです。

それまで私の耳には全く入ってこなかった美奈子さんという人間に関する情報も、徐々に入ってくるようになりました。

美奈子さんは父親ほど歳の離れた男性と不倫を続けていること、不倫を続けるかたわらで、社内の何人もの男性とつきあっていること…。

その頃は心の病気に関する知識がなかったので、単なるゴシップ話として聞いていましたが、今思えば、美奈子さんは境界性パーソナリティ障害だったのかもしれません。

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もっと心の病気に関する知識が一般に広がっていれば…

心の病気に関しては、一般に知られていないことが多く、本人または身近な人が異変に気づく頃には病状がかなり進行してしまっていることも多いそうです。

当時、境界性パーソナリティ障害がもっと一般的に知られていたら、私は美奈子さんの陰口に世界が歪むほどショックを受けることはなかったかもしれないし、美奈子さん本人やまわりの人も早期に気づいて何か改善策を模索することができていたかもしれません。

最近、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)の人々が、少しでも自分たちのことを理解してもらおうと活動を広げてていますね。

LGBTも心の病気も、少数派。
少数派は理解されにくく、偏見も多いもの。
色んなことを言う人もいます。

「うつ病って、甘えてるんでしょ」「要はさぼり病でしょ」とかね…。

『デキるヤツほどウツになる』の著者、上野玲さんは、
「うつ病になるのはデキる人や努力家が多い。企業がうつ病を理解せず患者を排除し続けていけば、できない人間ばかりが残ることになり、企業の、ひいては社会全体の損失になる」
と仰っています。

心の病気に対する理解度・認知度が上がって行って、早期発見できるケースが増えていくことを願います。

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