有名人がうつ病にかかって何が悪い!勝谷誠彦うつ病告白で波紋

「スッキリ!」のコメンテーターでおなじみだった勝谷誠彦さんが、ブログでうつ病であることを公表されました。

この5月9日に突然発症されたそうです。

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歯に衣着せぬ物言いで、2015年3月までスッキリ!に出演していた勝谷誠彦(かつやまさひこ)さんですが、現在はうつ病と闘病中であることを自身のブログで告白されています。

「全身が重く、気が付けば包丁を持っていた」
「さまざまな自死の方法を探している」
「やたらに涙が出て困る」
さらに、早朝覚醒(予定もないのに、朝早い時間に目が覚めてしまう)や、人と会うために外出することが非常に困難であることなど、典型的なうつの症状を告白。

「同じ病気で戦う人のために…」と、うつ病のことをブログでつづる勝谷さんに対して、残念なことに「罵倒」や「お叱り」のメッセージが届いているのだそうです。

その内容は、

『鬱の話は書くな』
『読みたくもない』
『自己憐憫だ』
といった、かなり手厳しいもの。

勝谷さんはそれに対して、
「できるだけ避けますね。すみません、すみません。」と、なぜか謝っておられるというのですが…。

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経験したこともなく見たこともないものは存在しない

なぜ、うつ病で苦しんでいる人が自身のブログでその苦しみを書くと、攻撃されてしまうのでしょうか?

うつ病や社会不安障害をはじめとする心の病気は、病気の証拠を数字や形にして見せることができません。

せいぜい、心療内科の診断書を提示するくらいですが、その診断書にだって「うつ病と診断し、休養を要する」といった内容のことしか書いてないので、心の病気の経験がない人たちから見たら、「サボリ」とか「怠け者」に見えちゃうんでしょう。

私自身が対人恐怖症(社会不安障害・社交不安障害)で、今日を明日を生きるのが苦しくてたまらなかった頃、母親・妹・夫・友達それぞれに、どれだけ苦しんでいるか説明したことがありました。

説明しているうちに苦しくて涙があふれて止まらなかった。

そんな私を見ても、理解してくれた親族・友達は一人もいませんでした。

宇宙人を見たことのない人に宇宙人の話をするみたいな、そんな手ごたえのなさでした。

そう、宇宙人を見たことのない人は、どんなに口で説明をされても、そこに宇宙人がいない以上「宇宙人は存在しない」としか思えないように、心の病気も、どんなに言葉をつくして説明されても「そんな病気は存在しない」のですよ。

経験したことがないもの・目に見えないものは存在しないのですよ。

だから俺に理解できないことは話すな、ブログに書くなっていうの?

それで万が一自殺でもしちゃったら「なぜ誰にも相談せず一人で悩んでいたのか」とでも言うわけ?

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うつ病にかかったことのない私がうつ病の記事を書き続ける理由

私はこのブログでうつ病に関する記事をたくさん扱っていますが、私自身にうつ病の経験はありません。

だから、私にはうつ病の痛みや苦しみはわかりません。

もっと言うと、同じ対人恐怖症・社会不安障害の患者同士だって、少し症状がズレていれば、正確には理解しあえません。

人の痛みはその人本人にしかわからないのです。

うつ病の経験がないから、うつ病患者の心が理解できないから、うつ病の記事を書いちゃいけないかって?

そんなことはありません。

年間3万人を超える自殺者の中の相当数(正確な数字は分かりませんが、1万人近くとも言われています)が、うつ病をはじめとする心の病を苦にしての自殺であるという現実が目の前にある一方で、私たちはうつ病を告白した有名人が攻撃されるという、相変わらず心の病に理解のない社会の中で生きています。

「理解できないから存在しない、理解できないから書かない」では、日本の自殺者の数を減少させることは絶対にできません。

勝谷さんは、「しかし日記である以上、前提となる自分の状況を書かなくてはいけない場合もある。そもそも精神状態が論調には反映される。だから最低限、触れることはお許し願いたい。」とも書かれていますが、つらくない範囲で、うつ病の苦しさを公開していっていただけたらと思います。

何千人の無名の患者より、一人の有名人の告白にはすごい拡散パワーがあるのです。

そして、どうぞお大事になさって、いつの日か回復されたら、心の病気に苦しむ人々への理解を広める助けになっていただけたら…と、願っています。

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コメント

  1. けいけい より:

    素晴らしい文章でした

    • hanako より:

      けいけいさん
      コメントありがとうございます。
      ストレートなおことばで気恥ずかしいですが、
      おほめいただきありがとうございます。

  2. あおぞら より:

    うつ病の辛さを公開することで救われる者もいます。
    勝谷さんの勇気に励まされました。

    • hanako より:

      あおぞらさん
      コメントありがとうございます。
      うつ病をはじめとする心の病気は、なかなか理解してもらえないのが苦しいところですね。
      有名人にも自分と同じ病気で苦しんでいる人がいると知って
      「自分だけじゃないんだ」と励まされる人も少なくないと思います。