同じような実力のはずなのに、自分よりはるかに年収が高い人がいる。
ルックスじゃ負けてないのに、友達の方が幸せな結婚生活を送っている(ように見える)。
宝くじに何度も当たる人がいる…。
「運のいい人・ツキのある人」って、本当にいるのでしょうか…?
「ホンマでっか!?TV」の先生方が出した結論は…!?
当記事は2016年1月20日放送の「ホンマでっか!?TV」を参考にしています。
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よく笑う人は運が良い!?
【笑う門には福来る(ふくきたる)】ということわざがあります。
どうやらそれはあながち間違ってないというか、学問的にも説明できる部分があるようです。
心理学の植木理恵先生によると…
心理学系の研究で有名なイギリスのハートフォードシャー大学で、
1年間で急に上場した会社
運命の出会いをして結婚した人
これらの人々、つまりラッキーな結果を得た人々が、普段どのような人であるかを調べたアンケート調査による統計がまとめられました。
調査結果によると、運が良かった人は運が普通だった人の2倍よく笑うということがわかりました。
運が良い人はそれ以外にも、他者と会話する時、
相手と目を見合わせる
身振り手振りが大きい
腕組み・足組みをしない
という特徴があるようです。
※腕組み・足組みには、「相手と距離を置く・拒絶する」というサインに受け取られることがあるので注意しましょう。
これらの特徴を一言で言うと、向社会的(こうしゃかいてき)、つまり、「相手に対して自分の気持ちをオープンにしている」という事です。
よく笑う人は宝くじにもよく当たるの!?
ハートフォードシャーの調査結果が本当なら、宝くじなどのくじ運はどうなのでしょうか?
中部大学教授 山本尚(やまもとひさし)先生によると…
イギリス行われた、運が良いと思っている人・運が悪いと思っている人、計約1000人を対象にした調査結果で、
自分は運が良いと思っている人は、運が悪いと思っている人の2倍の確率で「自分は宝くじに当たる」と思っているが、実際に宝くじを買って当選した確率は変わらなかった、とのこと。
「笑う門には福来る」は、くじ運とは連動していないようです…。
でも、ハズれても笑い飛ばせるかどうかでその後の気分が変わってくるかもしれませんね。
同じ結果なら、気分よく笑い飛ばして忘れた方が勝ち?
統計学上、運が良いか悪いかは平等!
植木理恵先生によると、統計学的には運が良い・悪いの差はなく、平等であるという計算になるそうです。
ただ、一般的に言われている「運が良い人」というのは、運をキャッチする力がある、と…。
では、運を「キャッチ」するためにはどうすれば良いのでしょうか!?
運をキャッチしやすくなるためのアドバイス
冒頭のハートフォードシャー大学のアンケートまとめによると、運が良い人が持っている特徴として
よく笑う以外に、現金を持ち歩く、ペンと紙を持ち歩く、ひとりで食事をしない(必ず誰かと食事をする)、というものがありました。
ひとり上手の高橋真麻さんは、運をつかみたかったら今すぐおひとり様焼肉をやめた方が良いかもしれませんね~。
「運の良し悪し」は因果で説明がつかない時の最終手段
生物学の池田晴彦先生によると…
動物の頭の中には「運が良い・悪い」という概念はありません。
では、なぜ人間は運の良し悪しがあると思うのでしょうか。
それは、人間は頭の中で物語を作るからです。
○○したら良いことがあった、××したら悪い結果になった…というように、人間は結果に対する因果関係の物語を頭の中で考えます。
ところが、宝くじに当たる人と当たらない人がいるとか、交通規則を守っていたのに交通事故に巻き込まれてしまったとかいう話になると、いくら考えても納得のいく因果関係のストーリーができない。
因果関係で説明できない時に、「運・不運」で自分を納得させようとするのです。
「あんな良い人なのに飛行機事故で亡くなってしまった」というような時、「あの人は運が悪かった」というストーリーを考えて自分を納得させるというわけです。
悪い人・嫌な人が事故にあえば「因果応報」と納得できるというわけですね。
運・ツキは統計学的に不平等で当たり前
環境科学の武田邦彦先生によると…
人生には、「運が同じ」ということはありません。
人の人生には、どうしても偏り(かたより)が出ます。
統計学的に全く同じ「ツキ」になるようにするためには、人生を10万回くらい生きないといけない。
統計的に偏らないようにする(平等になる)には、人の人生は短すぎるのです。
だから、幸運な人が幸運のまま終わることもあり、逆の場合もまたあります。
努力だけではどうしようもない部分もある、そういう大前提はあると考えてスタートしましょう。
ラッキーアイテムで運が良くなることはある!
澤口俊之先生によると、
ラッキーアイテムを身に着けるだけで運が良くなるということは確かにあるそうです。
当サイトで販売している、強運ブレスレットです。
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なんだか怪しい石やツボの売れゆきが上がりそうな話ですが…お話をよく聞いてみるとどうやらそれは、人の「思い込み」を利用したもののようです。
例えばゴルフのパットで、「普通のゴルフボールです」と言われて打つ場合と「特別なラッキーボールです」と言われて打つ場合とでは、ラッキーボールと言われて打った人の方が成功率が確実にアップします。
「これはラッキーアイテムだよ」とグッズ(何でも良い)を渡されて勉強した学生は、テストの成績が良くなることも。
これを「運」と考えるのか、「プラセボ効果」のようなものと考えるのか?というと、明らかに後者のような気がしますが…。
さらに澤口先生によると、「笑う門には福来る」については、笑う=楽観主義であるととらえ、楽観主義の方が成功しやすいという観点から、運を呼び込みやすい、つまり科学的に根拠があると考えることができるのです。
悲観主義か楽観主義かを調べる方法
自分が悲観主義か楽観主義かを調べる簡単な方法があります。
それは、嫌な絵と良い絵を同時に見せられた時、どちらを見るかで決まります。
ケンカしている絵と仲良くしている絵を同時に見せ、どちらを見るかによって、その人の遺伝子型までわかるのだとか…!
良い絵(楽しい絵)の方を見る人は楽観主義者で、悪い絵(暗い絵)を見る人は悲観主義者です。
でも大丈夫。
楽しい絵・明るい絵を見る訓練をすることによって、楽観寄りになって行くことができるそうです。
自分を信じる人は強い!
植木理恵先生によると、自分の運や力を信じられる人は良い結果を残せるそうです。
サッカー選手やバスケットボール選手など、スポーツ選手の間でも「自分は運が良い」と思っている選手とそうでない選手がいます。
「俺は波に乗っている・ボールが止まって見える」と言っているような選手に、科学者的権威のある人が「そういうこと(ボールが止まって見えるなどということ)は科学的にありえない」と説得すると、3分の2の選手は「そうか」と信じて納得してしまいますが、残る3分の1の選手は「そんなことはない」と納得せず、自分の運を信じます。
そして、自分を信じ通した人々は、10年後大活躍しているのだそうです。
「自分は運が強い」と思いこめる人ほど成功する可能性が高い
「自分には運がある」と信じている人は、集中力が増す傾向がある
「できないんじゃないだろうか?」という想像は邪魔にしかならない
状況を見て判断し、習慣を変える決断力が運を呼び込む
武田先生によると、運の良い人は、自分の体のリズム・天気のリズムを理解し、それに合わせて行動を変えていきます。
例えば、月曜日に続けて雨が降ったという過去があれば、(未来のイベントを)月曜日からずらす必要がある、というようなことです。
つまり、状況を見て習慣を変える決断力がある人のほうが運をつかみやすいのですね。
決断力がない人(運が悪い人)は、同じことを繰り返していること多く、負の習慣からいつまでも脱せられないのです。
困難な道が人生を切り開く!
池田先生によると…、
人生の岐路において、困難な道を選んだ人の方が運がついてくる傾向にあるそうです。
困難な道を選ぶ人 = 道を切り開く自信がある・行動力がある ⇒ 運が良くなる
無難な道・安易な方に流れる人 = 恐くて困難な道を選べない ⇒ 運を手にできない
困難な道と安易な道の岐路に立った時は、あえて困難な道を選んだ方が、将来への道が開けるかもしれません!
やっぱりSMAPの仲居くんはスゴイ人!↓
トータルテンボス、SMAP中居のリーダーの素質に感嘆
楽しそうに司会をやってる裏での努力がハンパなかった…!
トップアイドルになる素質は、運だけではないってことです。
成功する人は人や環境のせいにしない!
伝統文化の岩下尚史さんによると…
古代の中国人はそういった運などの研究(易学・哲学)をたくさんしていました。
ものごとには陰(消極)と陽(積極)があり、「めまぐるしく変わる運気を見極め、積極的な時には運を掴んで攻めていく、消極の時には様子を見る」ということができる人が成功するのです(っと言われましても、よくわからないですが…w)。
成功した人は人のせい・世の中のせいにしません。
失敗しても自分自身を反省することで成長していきます。
頭を真っ白にすることで発見できることも…!
前出の中部大学教授 山本先生によると…
ペニシリン・アスピリン・インスリンなどは、ほとんど全くの偶然(予見していなかったこと)が原因で発明・発見されています。
予想し、予定して考えたようなことからは、上記のような大発見はそうそうありません。
ノーベル賞クラスの発見はラッキーなことが多いのです。
既成概念を捨て、頭を真っ白にして見直すと、全然違う世界が広がって気が付くことができることもあるかもしれません…!
それもこれも、土台にあるのは努力の結晶ですけどね。
決してタナボタの話ではありません。
成功のイメージが成功を呼ぶ
植木理恵先生によると…、
人の行動は意志と想像力の足し算です。
意志 ⇒ やるぞ、頑張るぞという決断
想像力 ⇒ 成功している自分を思い浮かべる力
人間は、想像力が意志に勝つのです。
やるぞという気持ちより、「やれる」という気持ちの強い人の方が成功しやすい。
つまり、
できている、成功している自分を想像することが大切
ということ。
道端アンジェリカさんは、引き寄せの法則を普段から使い、良いことを常にイメージして生きているそうです。
イメージ通りいかなくても全然気にしないのだとか。
これもひとつの才能ですね。
高い位置で自信をつける
重太みゆきさんによると…、
運を上げたかったら常に高いポジションを取るよう心がけると良いそうです。
会議室などで椅子に座る時も、椅子の高さをあげるなど。
普段より高い位置にすることで自信がわきやすく、成功しやすい。
逆にポジションが低いと、自分がちっぽけだと感じてしまうという心理が働くそうです。
悪口は運気を下げる
植木理恵先生によると…、
人の悪口を言う人は運気がどんどん下がります。
悪口の内容は忘れても、悪口を言っていた人の印象は長く印象に残り、「悪口を言う人」として生涯記憶されるのです。
悪口を言うような人に情報を伝えると、悪口として伝播されてしまうかも…と考えるので、その人に情報を流さなくなります。
その結果、窮して運気を下げるということに…。
まとめ
運気を呼び込みたかったら、まずは自分で努力して人生を切り開いていきましょう。
「運の良い人」「運をキャッチする人」の行動パターンをまとめました。
□ よく笑う
□ 相手の目を見て話す
□ 身振り手振りをまじえて話す
□ 腕組み・足組みをして話さない
□ 現金を持ち歩く
□ ペンと紙を持ち歩く
□ ひとりで食事をしない
□ 努力で変えられない運命はある、そこからスタートする
□ ラッキーアイテムにはプラセボ効果がある
□ 明るい絵・楽しい絵を見る
□ 自分はできると信じて努力する
□ 状況を見て判断し、習慣を変える
□ あえて困難な道に挑戦し、チャンスをつかむ
□ 人のせい・環境のせいにしない
□ 行き詰まったら、頭を真っ白にしてみる
□ 成功している自分を想像する
□ 高い位置にポジションをとる
□ 人の悪口を言わない、言う人に近づかない
以上です。
ぜひ実践してみて下さいね!
運命はどうにもならない部分もある、そして生き方次第で大きく変えられる部分もある!