忙しい人がやってしまいがちな週末寝だめ。
やってしまうと言うよりは、疲れ切っていて起きられず、結果として寝だめしてしまったり、週末の夜、つい夜更かししてしまって朝起きられない…と言うケースが多いようですが、寝だめにはあまり良い効果はないようです…。
平日とあまりにもズレた週末の睡眠サイクルを送ってしまいがちな週末の寝だめは、実は体にとても大きな負担がかかっているのです。
平日のサイクルに合わせて、体は体内時計にひとつのリズムを作りあげています。
そのリズムに従って自然に目が覚め、夜になれば自然に眠くなるという習慣ができているにもかかわらず、週末だけ全然違うサイクルの生活をしてしまうと、次の月曜日にズレたリズムを元に戻そうとして、大変なエネルギーを必要としてしまいます。
このズレを修正するために体にかかる負担は、頭痛や倦怠感、胃痛や消化不良など、意外なところに意外なかたちであらわれてしまうのです。
「朝だけでもいつもと同じ時間に起きる習慣を崩さない」
これだけでも体内の生活習慣リズムをキープできるのです。
一度体を目覚めさせ、朝食や着替えなどいつも通りの活動を済ませた後、小一時間程度のお昼寝で体を休めるのは大丈夫。
とにかく、朝の起床時間だけはずらさないことが大切です。
つい夜ふかししちゃうんだよね…
その気持ち、よくわかります。
でもそれが週末の一日を台無しにしてしまっているとしたら…?
月曜の朝を必要以上につらいものにしてしまっているとしたら…?
週末の夜こそキッチリ眠ることが、充実した休日を過ごすためには必要なのだと考え方を切り替えましょう。
最近では、週末にゆっくりと体を休めるより、週末にしかできない趣味やスポーツをする方が、体と心の切り替えができて、疲れがたまりにくいという考え方(アクティブレスト)も出てきています。
「週末は寝だめする日」と決めてダラダラ過ごしていると、体にも悪いし人生の大切な時間を無駄に過ごすことになってしまうかもしれません…!